ロシアとポーランドの国境付近に生まれ1917年からイスラエルに移住。
ソルボンヌ大学で物理学、機械工学の博士号を取得。
渡仏中の加納治五郎から柔道を習い、黒帯取得。
サッカーで痛めた自身の膝の機能を科学者としての広汎な知識をもとに探求を重ね、自ら回復させる。この経験から1940年代には大脳生理学・神経生理学・心理学・系統発生学・ヨガ・柔道などの知識を駆使してフェルデンクライス・メソッドとして体系化。
　　　　　　　　　　
現在はイスラエルから北米・南米・欧州・オーストラリア・ロシア・アジア（日本・台湾・韓国）など世界各地に広がっています。

「不可能なことを可能に、可能なことをより簡単に、簡単なことをより優雅に」

「最小の努力で最大の効率的な動きをするためには、筋肉の力ではなく、どのように身体が動くかを組織化することである。」

　　　　　　　～モーシェ・フェルデンクライス～


【著作】
・『Body and Mature Behavior』（1949）
（邦訳『身体と成熟した行動』）
・『Awareness through Movement』（1972）
（邦訳『フェルデンクライス身体訓練法」）　　
・『Nora's Case』（1977）
（邦訳『脳の迷路の冒険』）
・『Elusive Obvious』（1983）
（邦訳『曖昧にして明瞭なるもの』）
・『The Master Moves』（1984）
（邦訳『心をひらく体のレッスン」』）など。

【参考】
・『脳はいかに治癒をもたらすか』
　ノーマン・ドイジ著（2016）
　　　　　- 神経可塑性研究の最前線 -
第5、6章でフェルデンクライス・メソッドが紹介されています。